こどものとも0.1.2. 2024年9月号
やぎやぎやぎ
飯野まき さく
食べて、うんちして、心地いい!
大きさの違う3匹のやぎ。草を食べて、うんちをして、ご機嫌な動きをします。食べることも、うんちをすることも、気持ちを表現することも、体や心を快適にするために必要なこと。それがきちんと「快」と結びつくように、こどもに関わること。心地よいねぇ、気持ちいいね、うれしいねと、動作と気持ちを結びつけて、その気持ちをたっぷり使いましょう。
飛び跳ねたり、足踏みしたり、んめぇーと鳴いてみたり、やぎになって楽しんでほしいと、作者の飯野さんの言葉がありました。やぎが好きなんですって。園の近くでやぎに出会える場所があるといいですね。
やぎに興味を持ったら、ほかにもやぎが出てくる絵本を探してみましょう。やぎを見つけるだけでも、うれしかったりするものです。こどもの喜びに気がついて、楽しむ!
☆こぼれ話
僕もやぎを飼っていたことがあります。これまで4匹のやぎを飼いました。小さい時は本当にかわいいのですが、それも束の間、あっという間に大人になります。大きくなってもかわいいんですけどね。生き物を飼うというのは、とても大切な人の営みで、そして、こどもにとっても、とても教育的価値の高いことだなぁと、最近強く思います。
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