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こどものとも0.1.2. だれのながぐつ?


こどものとも0.1.2. 2024年6月号

だれのながぐつ?

さとうあや さく



その人らしさを身につける


いろいろな形や大きさの長靴と、その持ち主の動物が交互に登場します。どれもその動物らしい特徴が見え隠れしています。どんなに小さい人でも、その人らしさをわかってもらえると安心します。その人の好きなもの、安心するものを身の回りに用意してあげましょう。その人が大好きな絵本も安心の一つのなります。


梅雨の季節なので、雨にまつわる長靴の絵本です。はきやすいし、水たまりや泥も気にせず歩ける長靴は、歩き始める人たちにとっても魅力的。友達の長靴と自分の長靴の違いもよく見分けているはずです。「だれのながぐつ?」という言葉は、遊びにつながりますね。


最後の場面は、ぜひ実現させてください。気持ちの思うままに、水たまりで「ぱっしゃーん!」。体験を積み重ねていくことで、わかることのほうが多いのです。



☆キラリ アイディア

動物たちが歩く時の音が、それぞれ書いてあります。とらなら「ぱふんぱふん」、ぞうなら「のっしのっし」です。お散歩しながら、音とその動物らしさをまねして歩いてみるのはいかがでしょうか?





 

藤田進(ふじたすすむ)
好奇心や探究心をたっぷり使いながらこどもと日々を過ごせるように、そして、こどもとこの地球や社会をどのように分かち合うかを模索しながら、絵本やおもちゃの販売、庭しんぶんの発行、研修事業などを運営中。札幌第一こどものとも社代表。庭しんぶん編集長。3児の父。

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