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こどものとも0.1.2. ねこちゃん


こどものとも0.1.2. 2023年2月号

ねこちゃん

たるいしまこ



絵本で子ねこに出会った


絵本『ねこちゃん』で子ねこに出会ってください。作者の垂石さんのお子さんが2歳の時に子ねこに会ったそうです。そのことが付録の「絵本のたのしみ」に記されています。この絵本を見ると、その時の子ねこの様子がよくわかります。


まだ子ねこを見たことのない赤ちゃんもいるでしょう。実物の子ねこに会ったような感覚で、絵本の子ねこに出会える『ねこちゃん』です。


赤ちゃんは、実物に出会う前に絵本で出会うことがよくあります。実物と絵本を関連付けて楽しめたらどんなにすてきでしょう。そのためには、絵本の絵と文が赤ちゃんに寄り添っていることが大切です。


赤ちゃんに読む前に、自分で『ねこちゃん』の絵を1枚1枚ゆっくり時間をかけてご覧ください。次に声を出してゆっくり読んでください。すると自分が子ねこに語りかけているように感じます。


読み方アイデア

自分で読んだあとに、いよいよ赤ちゃんに読んでやります。赤ちゃんの視線を追い、表情を観察してください。絵本の子ねこに赤ちゃんが応答しているのがわかるでしょう。絵を見て理解する力があるのがわかります。赤ちゃんはすばらしい!




 

藤田春義(ふじたはるよし)
1954年秋田県生まれ。むかわ町にて保育の仕事を6年余り経験し、その後、札幌第一こどものとも社に勤務。1996年に絵本とおもちゃの専門店「ろばのこ」を立ち上げ、育児教室を開催してきた。北翔大学短期大学部非常勤講師。札幌国際大学非常勤講師。

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