こどものとも0.1.2. 2023年2月号
ねこちゃん
たるいしまこ
絵本で子ねこに出会った
絵本『ねこちゃん』で子ねこに出会ってください。作者の垂石さんのお子さんが2歳の時に子ねこに会ったそうです。そのことが付録の「絵本のたのしみ」に記されています。この絵本を見ると、その時の子ねこの様子がよくわかります。
まだ子ねこを見たことのない赤ちゃんもいるでしょう。実物の子ねこに会ったような感覚で、絵本の子ねこに出会える『ねこちゃん』です。
赤ちゃんは、実物に出会う前に絵本で出会うことがよくあります。実物と絵本を関連付けて楽しめたらどんなにすてきでしょう。そのためには、絵本の絵と文が赤ちゃんに寄り添っていることが大切です。
赤ちゃんに読む前に、自分で『ねこちゃん』の絵を1枚1枚ゆっくり時間をかけてご覧ください。次に声を出してゆっくり読んでください。すると自分が子ねこに語りかけているように感じます。
読み方アイデア
自分で読んだあとに、いよいよ赤ちゃんに読んでやります。赤ちゃんの視線を追い、表情を観察してください。絵本の子ねこに赤ちゃんが応答しているのがわかるでしょう。絵を見て理解する力があるのがわかります。赤ちゃんはすばらしい!
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